まとめ:お寺と地域をつなぐ「カリー寺」という仕掛け

レトルトカレーの活用など、「カリー寺」の活動はさまざまな形で全国へ波及している
「場を編む人」として尼崎で地域活動に携わってきた藤本さん。積極的にまちに出てきていた中平住職とつながり、「カリー寺」を実現させた。単なるイベントにとどまらず、多様な地域活動の受け皿へと発展。お寺と尼崎の人々との関係を再構築している。
全国各地の寺院にも「カリー寺」プロジェクトは広がっている。コロナ禍で大勢が集まるイベントの開催がはばかられる状況だが、さまざまな規模・取り組み方で展開。参加者が自分の好きなカレーを持ち寄るほか、藤本さんたちが販売する「レトルトカリー寺」(税込486円)を購入する方法も。「やりたいというお寺さんは、ぜひ声をかけてください。気になることがあれば、相談に乗りますよ」と藤本さん。
問い合わせ:fujimotoryo0410@gmail.com

コロナ禍でいったん休止されていたが「カリー寺」への共感とムーブメントは全国に広がっている

カリー寺オリジナルレトルトカレーのパッケージデザイン。お寺ならではの食品ということで動物性の食材は使用していない
西正寺・中平了悟 住職のインタビュー記事「現代の仏教者に聞く(前編)」(應典院)
西正寺・中平了悟 住職のインタビュー記事「現代の仏教者に聞く(後編)」(應典院)