京産大ギャラリー「京都大原・魚山大原寺 勝林院と僧坊ー京都産業大学大原東部の調査成果ー」開催(2月14日~3月31日)

▪概要(Text by 京都産業大学ギャラリー)
 魚山大原寺勝林院は長和2年(1013)に寂源により声明念仏三昧の根本道場として創建されました。約90年のち聖応大師良忍によって来迎院が創建されると、二つの本堂を中心として僧坊が建立され、多くの僧侶が声明の研鑽をする拠点となりました。勝林院と来迎院を中心とした大原東部の寺院群は、魚山大原寺と総称されるようになります。
 京都産業大学は平成23年(2011)より文化学部教授が中心となり、ギャラリー学芸員や博物館学芸員課程の学生とともに、大原・魚山勝林院について本尊・阿弥陀如来像とその納入仏や寺院の文献資料判読、現地でのフィールドワークなど多面的な調査を行ってきました。
 勝林院本尊納入仏の一躯、阿弥陀如来坐像(平安時代成立)は損傷が激しく、令和3年(2021)、公益財団法人美術院にて修理が実施されました。また、令和2年度より株式会社文化財サービス協力のもと大原東部を上空よりドローン撮影し、勝林院本堂や僧坊の庭園についてデジタル復原を行っています。
 本展示ではこれらの調査・研究成果について紹介いたします。この機会に京都大原・魚山大原寺の歴史の一端に触れていただければ幸いです。

期間2022年2月14日(月)~3月31日(木)
休館日日曜・祝日
※ただし、2月27日(日)、3月13日(日)は開館
時間水曜日:13時~16時30分
水曜日以外:10時~16時30分
(いずれも入館受付は16時終了)
場所京都産業大学むすびわざ館2階 ギャラリー
京都市下京区中堂寺命婦町1-10
むすびわざ館へのアクセス
入場料無料
関連イベント講演会①「勝林院の歴史と最新の調査成果」(2月27日13時開演)
・講師:天納 玄雄 氏(実光院住職)
講演会①の詳細・申し込みはこちら(終了)
講演会動画の配信はこちら講演会②「本尊納入仏の修理と発見」(3月13日13時開演)
・講師:八坂 寿史 氏(美術院工房長)
・講演会②の詳細・申し込み方法はこちら※ 各回定員90名、要申込み
講演会はオンラインでも配信します。
協力魚山勝林院、魚山浄蓮華院、魚山蓮成院、
株式会社文化財サービス、公益財団法人美術院、京都産業大学図書館

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監修:全国寺社観光協会

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