Ⅱ 江戸のイベントと信仰
江戸の市中では一年を通じて、さまざまな信仰にちなんだ行事が毎月のように催され、それらを題材とした浮世絵が数多く描かれた。
Ⅲ 江戸の旅と信仰
江戸の庶民は市中にとどまらず、江戸の外にも足をのばしてさまざまな神社仏閣を参詣した。浮世絵はガイドブックの役割も果たし、人々を寺社参詣の旅へと誘った。
Ⅳ 浮世絵と尊像
浮世絵では、歴史上の人物でありながら神格化され、信仰の対象となった菅原道真や加藤清正など民間信仰で親しまれた尊像も題材となった。実際に床の間などに飾られるケースも多かったと思われ、掛軸の形で遺存する作品も見られる。
会場 | 太田記念美術館 |
会期 | 2022年2月4日(金)〜2月27日(日) |
開館時間 | 10:30~17:30(入館は17時まで) |
休館日 | 月曜日(会期中:2月7、14、21日) |
料金 | 一般 800円 大高生 600円 中学生以下無料 |
住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10 ●JR山手線「原宿」駅、表参道口より徒歩5分 ●東京メトロ千代田線、副都心線「明治神宮前」駅、5番出口より徒歩5分、ラフォーレ原宿裏 |
問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
公式サイト | http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ |
太田記念美術館noteオンライン展覧会
太田記念美術館では、noteを活用したオンライン展覧会を同時展開、全56点の画像および作品解説をすべて公開している。一度記事を購入すると無期限で閲覧可能だ。
企画展を毎月開催している太田記念美術館にとって、図録を毎回制作して販売することは、コストやスケジュールを考えるとあまり現実的ではない。しかし実際は、担当学芸員を中心に展示のための解説文やパネル制作など、図録1冊をつくるのに匹敵する研究調査と周到な準備をしている。ところがその成果物は会期中の会場でしか見ることができず、あとから振り返ることもできないというのがこれまでの常識だった。
これは各地のどのミュージアムでも同じことだが、太田記念美術館は、そうしたこれまでのミュージアムの常識を打ち破り、新たな文化的価値を生み出そうとチャレンジしている。