新型コロナウイルスの犠牲者のご冥福と世界平和を祈願して、臨済宗佛通寺派大本山佛通寺とカトリック広島司教区による合同祈祷法要が、大本山佛通寺にて行われました

株式会社空・道・港のプレスリリース

 2021年11月7日(日)に、広島県三原市にある臨済宗佛通寺派 大本山佛通寺(宗務総長:神田敬州)の大方丈において、新型コロナウイルスの犠牲者のご冥福と疫病退散、世界平和を祈願して、大本山佛通寺とカトリック広島司教区(司教:白浜満)という宗教の枠を超えた合同祈祷法要が行われました。

 祈祷法要の開式にあたり、新型コロナウイルスの犠牲者に哀悼の意を表して、カトリック広島司教区の三原教会信徒の学生からの献花と、黙祷が行われました。

 続いて、書家鳥生春葉氏による揮毫式が行われ、1畳分ほどの大きな紙に力強い想いを込めた「世界平和」「疫病退散」が奉納されました。

 祈祷法要は、大本山佛通寺による法要、カトリック広島司教区によるお祈りが厳かに行われ、大本山佛通寺神田敬州宗務総長とカトリック広島司教区白浜満司教による合同の「祈りの言葉」で法要を締めくくりました。

■「祈りの言葉」
 わたしたち、臨済宗佛通寺派と、カトリック広島司教区は、新型コロナウイルス感染症の終息と、世界の平和を祈願するために、このたび宗派を超えて、ともに祈りをささげます。
 わたしたちは、昨年から続いている新型コロナウイルス感染症のために、亡くなられたすべての方々の永遠の安息を願います。また遺族の方々の心が安らかであり、種々の困難に直面している人々、ふさわしい治療を受けられずに苦しんでいる人々に、必要な支援の手が差し伸べられるように祈ります。
 そして、遂には、新型コロナウイルス感染症が一日も早く、完全に退散しますように。
 また、わたしたちは昨今の世界情勢の中で、政情が不安定で大きな混乱の中にある国々、特にミャンマーやアフガニスタンなど世界の人々に、まことの平和の訪れを希望します。あらゆる抑圧から解放されて、人々が良心に基づく正義と平和な社会を築いていくことができるよう願います。
 最後に、わたしたちは、地球環境の悪化を招いたわたしたち人類の罪を認め、ともに、自然と共存する生き方へと、方向転換することができるように、また、核兵器がもたらす甚大な被害を思う時に、この地上から核兵器が廃絶されるべきことを、世界平和を願う人々とともに声を上げ、そのために力を合わせて活動していく決意を新たにします。

臨済宗佛通寺派 宗務総長 神田 敬州
カトリック広島司教区 司教 白浜 満

※臨済宗佛通寺派 大本山佛通寺(広島県三原市高坂町許山22)
1397年,安芸の国沼田荘の武将小早川春平が,愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)禅師を迎えて開山した臨済宗佛通寺派の大本山で,禅界随一の秘境。境内には,含暉院(がんきいん)地蔵堂、絹本著色大通禅師象、石造宝篋印(ほうとういん)搭、県天然記念物のイスマキなど多くの文化財や景勝地がある。一帯は,県立自然公園に指定され,四季を通じ,自然環境に恵まれた好適地。

※株式会社空・道・港
広島県の三原・世羅地域の資源を活かした観光地域づくり法人(DMO)を目指す株式会社空・道・港は、「地域社会になくてはならない会社・事業・人づくり」を目的とし、三原・世羅を中心とした広域連携観光事業をベースに、「また訪れたくなる 感動できるまち」の実現を目指しております。
今回、広島県三原市にある臨済宗佛通寺派 大本山佛通寺にて、宗教の枠を超えた特別な法要を行うにあたり、佛通寺の魅力、広島県三原市の魅力を広く知っていただきたく、本合同祈祷法要の様子をお伝えしております。

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監修:全国寺社観光協会

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