会期中は、アーティストが交代で会場に滞在し、訪れる人々との交流を生み出します
⻩檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市)の境内に位置する、 「萬福寺アーティスト・イン・レジデンス香福楼」では、8月17日~8月30日まで、Natsumi Sumita、 岡田美香の企画展を開催します。
Natsumi Sumitaは札幌、岡田美香はニューヨークを拠点に、これまで創作活動をしてきました。異なる視点、表現手法を持つ2人のアーティストが、萬福寺アーティストインレジデンスで出会い、リサーチを行い、その滞在の後半の発表の場として本展覧会を開催します。
作家自身が辿ってきた自身の潜在意識にある歴史と、萬福寺の歴史観、そして、夏の日差しを受け大地が生み出す自然の多様性と調和に触れ、目に見えない想像力に映し出されたもののアウトプットに挑むアーティストたちは、その心・感性を研ぎ澄ませ、新たな表現に挑戦し続けています。
広大な萬福寺に広がる歴史的空間と自然に囲まれた場で、新しいアーティストの表現やそのプロセスに触れることで、訪れる人々にとっても自分自身の内面と向き合い新たな発見が生み出される機会となることを願っています。
会期中は、アーティストが交代で香福廊に滞在し、作品を制作、その場で展示・販売を実施します。アート制作の過程である”ワーク・イン・プログレス”の現場を、訪れる人々がコーヒーを飲みながら間近で感じることができる空間となります。
全体会期 2022年8月17日(水)~8月30日(火)
「萬福寺アーティスト・イン・レジデンス香福楼 2022夏」展
・スケジュール
2022年8月17日(水)~8月21日(日)
Natsumi Sumita 展
2022年8月23日(火)~8月30日(火)
岡田 美香 展「ハーモニー」
▪2022年9月1日以降も、継続してレジデンス・アーティストが制作発表を継続しています。
会場:黄檗宗大本山萬福寺 アーティストインレジデンス香福廊
住所:京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス:JR奈良線「黄檗駅」より徒歩約5分・京阪宇治線「黄檗駅」より徒歩約5分
開館時間:10:00~16:30 定休 水曜日
拝観料:大人500円/ギャラリー入場券付きコーヒー500円
協力:萬福寺
企画:株式会社和合舎、DART株式会社、DXHR株式会社
香福廊サイト https://kofukuro.studio.site/
アーティスト紹介
▮Natsumi Sumita
北海道生まれ。言葉で表すことのできない何かを内側に抱くとき、日記のように絵で表現する。
イギリスのボーンマス美術大学にスカウトで入学。コンセプチュアルアートの影響を受け、コンセプトを作品の中心的な構成要素とする作品も制作する。それらの作品には、南北問題や環境について学び抱いた、バランスの取れた世界への希望を表現している。
ニューヨークやミラノで作品を発表し、北海道当別や札幌でパブリックアートを制作している。
Instagram:@natsumifineartlab
https://www.instagram.com/natsumifineartlab/
https://natsumifineartlab.portfoliobox.net/
▮岡田美香
大阪生まれ。現在、アメリカのニューヨークとニュージャージーを拠点に活動中。2022年ニューヨーク市立大学院スタジオアート修士課程(MFA)を修了する。 写真を中心に、さまざまな素材を探究し平面や立体作品を制作。 主に潜在意識と経験の記憶に焦点を当て、思考の融合の物語を表現する。過去の苦しみや思い出を再現するのではなく、回復力、癒し、そして希望を探求し、心を通して自由を再考し表現するための作品制作を続けている。ニューヨークで作品を発表している。
個展では、「ハーモニー」をテーマに、萬福寺の中で私や日本がたどってきた長い道のりを遡り、内にある潜在意識との調和を投影した作品を発表します。
Instagram:@mikaokadaart
https://www.instagram.com/mikaokadaart/
https://mikaascari.com/
▪今後の参加アーティスト
第6期:2022年9月 リサーチ滞在/2023年1月~制作発表のため滞在予定
・星崎雪之
第7期:2022年10月 リサーチ・発表のため滞在予定
・藤崎了一
・戸田沙也加
▪レジデンス参加アーティスト募集中!
萬福寺アーティスト・イン・レジデンスプログラムを2021年6月に開始。
2023年以降、参加可能なレジデンスアーティストやキュレーターを公募しています。
京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院「萬福寺」は、1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創され、今年350回目の年忌を迎えました。禅宗の一つである黄檗宗萬福寺には、今日の東アジアにある寺院で執り行われている仏教儀礼と共通する部分が数多く見られます。また建築は、他の日本の寺院では見かけることのない明朝洋式の建築空間が印象的です。かつての萬福寺は鎖国の江戸時代に、東アジアとの国際的な文化交流を生み出した歴史を持ちます。[黄檗宗萬福寺] 黄檗宗萬福寺萬福寺アーティスト・イン・レジデンスでは、自然と文化に恵まれた歴史的な空間で制作活動を行うことができると共に、訪れる人々との交流が可能です。宿泊場所、制作場所に加え、これまでの作品を発表する展示スペースやワークインプログレスに作品を発表する機会が得られます。
作品の発表や企画に当たっては、これまで様々なアートプロジェクトのプロデュース経験のある墨屋宏明(DART代表)がアドバイザーとなります。
特に、アーティスト・キュレーター・映像作家・エンジニアなど多彩な2人以上のコレクティブやユニットやチームでの参加や、海外でのオンラインメンバーや他の地域の遠隔参加などが組み合わさることで、アフターコロナの新しい表現の機会となることを求めています。
募集期間:随時ー2023年以降の滞在者を募集
滞在期間:3か月以上
※時期はご相談ください
参加条件:滞在者(1−2名)を含む2人以上のチーム・ユニット
※人々が訪れるお寺内でのコミュニケーションや広報・運営
に協力いただきます
そのほか、アートに興味があり香福廊の場を活用してカフェの運営をしてみたい個人やキュレーターチーム、 地域コミュニティづくりや、アーティスト・クリエイターとともに、アーティスト・イン・レジデンスを盛り上げてくれる個人や団体も「随時募集」しています。萬福寺に実際に訪れたり調べてみたうえで、どのような関わりができるかの提案を、応募フォームより募集しています。
【参加希望のアーティストの方】
こちらのサイトをご確認の上、応募フォームよりお申し込みください。
https://air-j.info/residence/manpuku-ji-artist-in-residence/
お問い合わせはこちら:art.manpukuji@gmail.com(CCに入れてくださいinfo@d-art.life)
▪DART株式会社について
DART株式会社は、アートを通じて様々な地域企業・個人とのプロジェクトを行っています。12月に萬福寺で開催した国際展「彼方はいつもさまよっている」他、「拡張するメディウム」展(大阪)、渋谷・シネマライズ跡地で行った日米4人(井上光太郎、土屋裕央、ストーム・サープ、マリオ・トレーホ)の展覧会など、コロナ禍で、アーティストやオーディエンスが移動が難しい環境下で開催された展覧会をアーカイブして、時や地域を越えてリアルやオンラインで作品の発表の機会を生み出しています。満福寺の3Dアーカイブでは、現代アートの展示作品とともに、羅漢像・韋駄天像や明朝洋式の歴史的建造物・回廊・庭園も楽しめる貴重なコンテンツとなっています。
「彼方はいつもさまよっている」3D・VR鑑賞体験リンク情報:
https://gallery.d-art.life/blogs/3d-gallery/artist-in-residence
▪8/21(日)19時~ スペシャルトークイベント開催!
DARTでは「真夏の夜のスペシャルArt Collectors Salon」と題して、現在開催中のイタリアのベネチアビエンナーレ、ドイツのドクメンタ15、6月にスイスで開催されたアートバーゼルの速報リポートイベントをオンラインで開催。6月に現地を訪れたアートプロデューサー 李美香氏と共に、3つのアートイベントの現地の様子やアートの最新の情報について現地の写真を交えながら、1時間で世界のアートの最新動向を感じる事ができます。
詳細・お申し込みはこちら
https://peatix.com/event/3322330
■イベント名:真夏の夜のスペシャルArt Collectors Salon
■日時:2022年8月21日(日)19:00〜20:00(予定)
■形式:オンライン(Zoom)
【問い合わせについて】
企画運営 :DART https://d-art.life/
香福廊サイト:https://kofukuro.studio.site/
Instagram:https://www.instagram.com/dart_inc_art/
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