長命寺
聖徳太子1400年御遠忌 特別公開「聖徳太子孝養像掛軸(2幅)」
長命寺は、長命寺山の標高約250mの山腹にある寺院で、西国巡礼三十一番札所です。
「八千年や柳に長き命寺、運ぶ歩みのかざしなるらん」という詠歌のとおり、「寿命長遠」の御利益があるとされています。
2000年ほど前に武内宿禰(すくね)が長命寺山の柳の木に長寿を祈り300年の齢を得られました。後に聖徳太子がこの地に来た時に、夢で武内宿禰から「観音様を彫れ」とお告げを聞き、柳の木で観音様を彫ったことが長命寺のはじまりとなっており、開基は聖徳太子と伝えられています。
湖岸のそばから808段といわれる長い石段を登ると、諸堂の屋根の線が美しく重なりあっています。千手観音を本尊とし、聖観音・十一面観音・毘沙門天など多くの国指定の重要文化財が安置されており、その他、建造物のすべてが県あるいは市の指定文化財になっているという由緒ある寺院です。
長命寺では、聖徳太子薨去1400年御遠忌慶讃事業として、「聖徳太子孝養像掛軸(2幅)」を、通常は立入れない本堂にて特別公開いたします。いずれの軸も、太子16歳の時に、父(用明天皇)のご病気平癒を祈念されたお姿とされるもので、今回が初公開となります。室町期(作者不詳)とされるものと江戸(文政期)に近江商人・灰屋9代目 中村久兵衛によって描かれたものです。
●住所:近江八幡市長命寺町157
●開催期間:11月3日(木・祝)~11月27日(日)
●拝観時間:8:00~17:00、特別公開エリアのみ9:30~15:30
●拝観料:無料、特別公開エリアのみ500円
●アクセス:JR琵琶湖線「近江八幡駅」下車 近江バス25分、長命寺下車 石段参道又は新参道
●問合せ先:0748-33-0031(長命寺)
●URL:https://www.biwako-visitors.jp/event/detail/29603/