開館20周年記念特別展・国宝「風神雷神図屏風」高精細複製品・「源為朝プロジェクト」アニメ等 10月15日~11月27日まで
八幡市ゆかりの文化資産活用実行委員会は、2022年10月15日(土)から11月27日(日)まで、八幡市立松花堂庭園・美術館にて市制施行45周年・松花堂美術館開館20周年を記念して【 特別展 鎌倉ゆかりの武家と弓と八幡をめぐる物語】を開催します。
さらに、特別展の会期にあわせ、秋を楽しむ様々な展示をいたします。
■鎌倉と八幡のゆかりに思いをはせる。特別展を開催
市制施行45周年・松花堂美術館開館20周年記念して特別展を開催します。展覧会では、鎌倉幕府2代執権・北条義時の花押のある「関東下知状」(重要文化財、石清水八幡宮蔵)を特別公開いたします。また江戸時代初期の石清水八幡宮の文人僧・松花堂昭乗が、弓矢の名人・源為朝を描いた「鎮西八郎為朝像」(松花堂美術館蔵)、「羿図」(大宝院蔵)を中心に、弓をめぐる作品も紹介します。京都八幡で、平安・鎌倉・江戸時代の時と空間に触れて頂けましたら幸いです。
■大本山建仁寺所蔵・国宝「風神雷神図屏風」高精細複製品 特別展示
キャノンの最新技術と京都伝統工芸の技によって製作された国宝「風神雷神図屏風」を期間限定で展示します。普段は建仁寺でしか鑑賞できない作品を、この機会に是非ご鑑賞ください。協力:綴プロジェクト
■源為朝がつなぐ。佐賀県上峰町×京都八幡 アニメ特別放映
2020年より始動し大きな話題を呼んだ、上峰町が【源為朝プロジェクト】として制作したアニメ「鎮西八郎為朝」。特別展で松花堂昭乗が描いた「鎮西八郎為朝像」を展示する御縁で、このアニメを展示期間中、館内にて特別に放映いたします。為朝伝説の残る上峰町についても紹介します。
■文化財復旧現場を覗いてみませんか。泉坊書院・草庵「松花堂」内園見学会
2018年の大阪北部地震により被害を受けた泉坊書院と草庵「松花堂」を特別に公開いたします。文化財建造物に対する理解を深め、未来に引き継いでいく様子をじっくりとご覧ください。
開催日/10月23日(日)
講師/平井俊行(伝統建築家、松花堂庭園・美術館館長)
参加費/500円(別途、庭園入園料が必要) 定員/20人(要事前申込)
共催/八幡市教育委員会 文化財保護課
■学芸員による展覧会みどころ解説
日時/令和4年10月29日(土)、11月19日(土) 各日 午後2時~
場所/松花堂美術館 講習室
参加費/無料 *展覧会の見学には、別途観覧料が必要です
定員/各回20人(要申込)
【松花堂美術館について】
松花堂美術館の主な収蔵品は、草庵「松花堂」や泉坊書院に付属する内装品、松花堂昭乗およびその門下人に関連するもの、そして八幡市にゆかりある美術品や資料等です。展覧会は、春と秋に企画展・特別展を開催するほかか、年に3回ほど館蔵品を中心とした展示をおこなっています。
【松花堂庭園について】
約22,000㎡の広さがあり、文化財に指定・登録されている草庵「松花堂」、泉坊書院のほか、起こし絵図をもとに建てられた小堀遠州が松花堂昭乗に贈った茶室「閑雲軒」がある松隠、千宗旦好みの四帖半の茶室がある梅隠、江戸時代から続く京の数寄屋大工が建てた竹隠など三棟の茶室があります。
松花堂昭乗ゆかりの草庵「松花堂」や泉坊書院は、明治期の神仏判然政策によって男山から取り払われ、明治24年(1891)に東車塚古墳のあるこの地に移築されました。その後、所有者を数度変えながらも受け継がれ、昭和32年(1957)には男山山中にある松花堂跡とともに草庵「松花堂」とその区域が国の史跡に、さらに平成26年(2014)には、「松花堂及び書院庭園」が国の名勝に指定されました。
庭園には、40種類を超える竹や300本を超える椿のほか、梅や桜、紫陽花、紅葉などがあり、四季を通して美しい景観を楽しむことができます。
▪松花堂庭園・美術館公式サイト: https://shokado-garden-art-museum.jp/
▪特別展ページ:https://shokado-garden-art-museum.jp/top/aboutus/shokadomuseum/r4specialexhibition/