宮城県南三陸町・戸倉神社春大祭で神輿担ぎを体験 宮城・南三陸で4年に一度の伝統行事に参加者募集

宮城県南三陸町・戸倉地区に鎮座する戸倉神社で、4年に一度の神輿渡御が行われる春大祭を迎えるにあたり、一般参加者による「神輿担ぎ体験ツアー」が企画されている。地域に根差した祭礼を未来へつなぐため、地元と交流しながら伝統に触れる特別な2日間となる。

戸倉神社は、地域の信仰の中心として古くから人々の崇敬を集めてきた。春大祭と秋大祭を隔年で交互に行ってきたが、秋大祭は近年の事情により延期されており、神輿の巡行は6年ぶりとなる。祭りの中心となる神輿渡御は、神の依り代を担ぎ、地域を巡って無病息災と五穀豊穣を祈る伝統行事である。

しかし、人口減少の影響で神輿の担ぎ手が減少。この課題に向き合う形で、観光協会が立ち上げたのが本ツアーだ。神社や地域住民とともに神輿を担ぎ、祭礼を支える担い手の一人として貴重な体験ができる。

ツアーは2025年4月19日(土)〜20日(日)の2日間。1日目は神輿磨きや御祈祷、衣装合わせなどの準備に加え、参加者同士や地元との交流会が開かれる。2日目は神輿を担い、戸倉の4地区を練り歩く渡御本番が行われる。神酒や軽食をふるまう休憩所も各地に設けられ、地域との一体感を深める構成となっている。

募集対象は高校生以上の神輿を担げる体力のある男性。遠方者向けには民宿「津の宮荘」に宿泊するプラン(8,500円)、地元向けには宿泊なしプラン(2,500円)も用意されている。

神輿が地域を巡る風景は、戸倉の信仰と暮らしが一体となった象徴でもある。地元の神をともに担ぎ、未来へその歩みをつなぐ本ツアーは、伝統と交流の新たなかたちを模索する試みとなる。

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【情報元:PRTIMES】

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監修:全国寺社観光協会

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