弘法大師空海自身が制作に関わったとされる国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(むらさきあや・きんぎんでいえ・りょうかいまんだらず)」金剛界・胎蔵界(通称:高雄曼荼羅/たかおまんだら)が、実に6年にも及ぶ大修復作業を無事終え、2023年5月10日、京都・高雄山神護寺 (京都市右京区)の金堂にて厳粛な開眼法要が営まれた。
伝存する最古の両界曼荼羅である「高雄曼荼羅」は、明治以降は政府の強制出陳命令により、帝室博物館(現在の京都国立博物館)に寄託されたため、両曼荼羅が同時にそろって神護寺に帰山したのは150年ぶりのこととなり、日本の仏教界ならびに美術界の事件とも言える。
今回歴史的な修復を終えた国宝「高雄曼荼羅」は、来年(2024年)4月13日~6月9日に奈良国立博物館にて開催予定の弘法大師空海生誕1250年記念特別展「空海 KUKAI―密教のルーツとマンダラ世界」で、修理後初めて一般公開される。
[撮影:寺社Now編集部]
■関連NEWS動画
京都新聞:国宝・紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図が修復完了
神護寺関連参考URL
▪弘法大師霊場 遺迹本山 高雄山神護寺ホームページ
http://www.jingoji.or.jp
▪西国四十九薬師霊場会(第44番 神護寺)
https://yakushi49.jp/
▪奈良国立博物館:生誕1250年記念特別展「空海 KUKAI―密教のルーツとマンダラ世界」
2024年4月13日(土)~6月9日(日)
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/special_exhibition/202404_kukai/
▪JR東海「そうだ 京都、行こう。」公式YouTube(神護寺関連)
【TVCM】2022年 秋「高雄篇」そうだ 京都、行こう。
【WEB動画】2021年 秋 「高雄の紅葉」篇 そうだ 京都、行こう。
【WEB動画】2017年 初夏 オリジナル映像「神護寺」篇 そうだ 京都、行こう。
【TVCM】2004年 初夏「高雄神護寺」そうだ 京都、行こう。
【TVCM】1994年 秋「高雄」そうだ 京都、行こう。
京都・高雄山神護寺[撮影:寺社Now編集部]