鏡師・山本晃久 (株式会社 山本合金製作所 5代目)
山本合金製作所の創業は江戸末期。以来、国内では数少ない古来製法による手仕事で、神社の拝殿に据えられ、祀られている御神鏡や和鏡・魔鏡と呼ばれる青銅鏡を作り続けている。
現在中心となって鏡作りに励むのが5代目、山本晃久さん。
肩書きは「鏡師(かがみし)」。
神社仏閣の鏡の制作や修理、博物館所蔵の鏡の復元などに携わっている。かつて分業で行われていた時代もあるが、現在は職人も希少で、鋳造から鏡の裏の模様の制作、仕上げまで、すべての工程を一人で受け持つことがほとんどだ。
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