京都国立博物館のプレスリリース
2022年秋、京都国立博物館にて、特別展「京に生きる文化―茶の湯―」が開催されることが決定いたしました。
中国からもたらされた茶を喫する文化は、時代を経ながら徐々に和様化しました。京都周辺では茶の栽培が活発化し、唐物賞玩する茶や社寺の門前で参詣者に茶を振舞う一服一銭も生まれ、茶は広く拡がりをみせるようになります。さらに「茶の湯」という独自の文化を生み出し、今では日本文化を象徴するものとして、世界で広く認知されるようになりました。 現在でも茶道の家元や茶家の多くが京都を本拠としていることからもわかるように、京都は茶の湯の歴史のなかで、中心的な役割を果たしてきました。
本展では、京都にゆかりのある各時代の名品を紹介しながら、千年以上も日本の中心にあり、今もなお、茶の湯が生きる京都を中心とした茶の湯文化を紹介します。 連綿と守り継がれた歴史と、茶人たちの美意識の粋を感じていただければ幸いです。
【開催概要】
■展覧会名:特別展「京(みやこ)に生きる文化―茶の湯―」
■会期:2022年10月8日(土)~12月4日(日)
■会場:京都国立博物館(京都市東山区茶屋町 527)
■休館日:月曜日(ただし10月10日[月・祝]は開館、翌11日[火]は休館)
■開館時間:午前9時~午後5時30分 ※入館は閉館30分前まで
■主催:京都国立博物館、読売新聞社
■特別協力:表千家不審菴、裏千家今日庵、武者小路千家官休庵、藪内家燕庵