『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』デジタル版、個人販売を開始

イースト株式会社のプレスリリース

谷根千工房(東京都文京区千駄木、http://www.yanesen.net/)とイースト株式会社(東京都渋谷区代々木、https://www.est.co.jp/)は、『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』デジタル版の個人販売を開始しました。

紹介サイトhttps://www.fukkoku.net/yanesen

1984年10月15日に第一号が刊行された『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』は今年で創刊40周年になります。これを記念し、地域雑誌の先駆けで「谷根千」の語源にもなった雑誌94冊と別冊17冊を1冊495円(税込)で個人販売します。

谷根千デジタル化プロジェクトは2022年5月にスタートし、2022年9月に大学図書館向けの販売を開始しました。多くの日本国内の大学とともに、米国議会図書館(Library of Congress)、ハーバード大学、コロンビア大学にも収蔵されています。

​個人向けは、お求めやすい価格で統一し、Kindleストア、Google Playブックス、Honto、BookLive、Kinoppyなど多くの電子書店で、固定レイアウトEPUB(画像版面)で販売します。

森まゆみ(『谷根千』編集・発行人)からのコメント
地域雑誌『谷根千』のことを、ジョージタウン大学のジョルダン・サンド教授(歴史学)は「エンサイクロペディア 谷根千」と評しました。台東区と文京区にまたがるこの歴史的地区は、小田原衆所領役帳にある遠山弥九郎という人の知行地にほぼ一致します。上野寛永寺から続く寺町、根津権現とその門前町、維新後は文化人が多く住んだ千駄木の屋敷町を包含し、幸運にも関東大震災と戦災で焼け残りました。こんなに狭い地域で26年間、資料調査と聞き書き、そして今に生きる人々の思い、考えを細かく記録してきました。「日本人の暮らしのひだがわかる」と世界の大学でもバックナンバーを活用していただいています。デジタル化によって一層便利に活用されることを願っています。
2度のNTTタウン誌大賞、サントリー地域文化賞、山本有三地域文化賞、建築学会文化賞受賞。

イーストは『電子復刻ーー良書を絶版がない世界へ』事業を4年間行い約9000冊をデジタルで復刻し、販売しました。国立国会図書館の『入手困難資料の個人送信』に対抗する出版社や著者寄りの事業です。
『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』も絶版・品切れがなくなり、40年後も100年後にも読み続けられる雑誌となります。

本件に関するお問い合わせはイースト株式会社 fukkoku@est.co.jp まで。

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監修:全国寺社観光協会

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