福井県小浜市南部にある松永地区は、県内唯一の国宝建造物を有する明通寺(真言宗御室派)や、300年以上続く酢の醸造所、老舗の旅館、清流や滝のある静かな山あいの村。この地域資源を活用しようと、2019年(令和元)9月に松永地区農泊推進協議会が設立、地域一帯となった誘客方法が検討されてきた。
そして2020年(令和2)2月より、同協議会が中心となって地域の魅力を体験し尽くす新たな農泊プラン「松永六感」がスタートした。五感を整え、自分を見つめ直すマインドフルネスな体験をテーマに据えている。1泊2日で農作物の収穫体験や酢の醸造所見学、山あいの宿での宿泊といった多彩な体験ができるが、芯となるのは国宝・明通寺での朝の瞑想と朝粥だ。
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