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パンプキンで埋め尽くされた龍手水(筆者撮影)
花手水で、また参拝者が賑わうようになった今、日下さんは次の企画として百万遍大数珠繰りの復活を考えている。大事な伝統行事の日に、柳谷観音に癒されに来る人たちが一緒に数珠繰りをしたら、きっと心が満たされる。
小さな革新の積み重ねを続ける中で、寺社参拝で得る感動や楽しさを創る。それが寺社を起点とする地域社会の伝統を更新し、次世代に繋げることにもなる。
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百万遍大数珠繰り(楊谷寺提供)
TEXT by 花手水研究会・金山智子(かなやま ともこ)
大船渡生まれ。情報科学芸術大学院大学教授(マスコミュニケーション学博士)。ルーラルエリアやマイノリティ、災害や環境などをテーマに長期的なメディアコミュニケーション研究を行なう。近年は記憶、レジリエンス、ケアをキーワードに、フィールドワークや実践プロジェクトを通して、これからの持続可能な社会のあり方について探求している。2021年花手水のケア力に魅了されて花手水研究会を主宰。