また会いたいお坊さんNo.1決定戦 「H1 法話グランプリ2021」ついに開幕! 心をつかみ,つながりを生む法話のチカラ

「また会いたい」と思われるお坊さんになる。
そのために僧侶が学ぶ場を設ける

※寺社向け情報誌『寺社Now』26号(2019年7月発行)より

2019年開催「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO~」の大会ロゴ

超宗派の法話が人々と仏教の距離を縮める

2019年6月2日、どのお坊さんに「また会いたい」かを決めるイベント「H1 法話グランプリ~エピソード・ZERO~」が、兵庫県神戸市の真言宗須磨寺派大本山須磨寺で開催された。

超宗派の僧侶7組8名が出場した本行事は、特設サイトで販売したチケット200枚が10分で完売。キャンセル待ちが1600人となり、さらに須磨寺の寺務所で対面販売した218枚も2日間で完売するほどの人気となり注目を集めた。

2019年6月2日、超宗派&広域の僧侶がナンバーワンをめざした「H1 法話グランプリ~エピソード・ZERO~」は、須磨寺(兵庫県神戸市)で開催され、チケットは即完売となった。

企画したのは、真言宗須磨寺派寺務長も務める、須磨寺の小池陽人副住職だ。かねてより「生きていくための仏教を伝えていきたい」と考えており、兵庫県下の寺院で開催された同様の会への参加をきっかけに、自身でも開催することを考えた。

「一般の人に向けて話し、評価もいただくこのような会を催すことは、若手の研鑽の場になります」

自身も含めてこれからの仏教界を担っていく若手僧侶が、共に学び、経験を積む。「そのプロセスを一般の方に応援していただければ」という思いで、各方面からの協力を得て開催に至った。

超宗派の「H1 法話グランプリ」を企画した、須磨寺・小池陽人副住職。自身もYouTubeにチャンネルを持ち、定期的に法話動画をアップしている。2018年に開催された兵庫県の大会で見事優勝、以後、各地で法話を頼まれることも増え、2020年2月には『しんどい心の処方箋』(柏書房)も出版

初開催となる今回(2019年)は、音楽や紙芝居を交えるなど、参加僧侶がそれぞれの形で法話を披露。みごと優勝した長楽寺(兵庫県)安達瑞樹住職は、落語研究会仕込みの軽妙な語り口が印象的だった。

「宗派を超えた僧侶が、一丸となって仏の教えを伝えた一日でした」

挑戦することでつかんだ確かな手応えを胸に、これからもさまざまな形で発信し続けることを仲間たちと検討している。どうやら大きく育つ可能性のある、志とチカラのある若い芽が息吹きだしたようだ。

優勝は兵庫県丹波篠山市にある曹洞宗長楽寺の安達瑞樹住職(前列右から4人目)。釈徹宗審査員長をはじめ参加者、審査員で記念撮影

【H1 法話グランプリ公式WEBサイト】
https://www.houwagrandprix.com

【真言宗須磨寺派 大本山須磨寺】
〒654-0416 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8 TEL:078-731-0416
http://www.sumadera.or.jp
YouTubeチャンネル:須磨寺小池陽人の随想録
Amazon:『しんどい心の処方箋』(柏書房)』

真言宗須磨寺 小池 陽人 “つながり”を生む、お寺の可能性。人と人をつなぐ若き僧侶

2019年大会優勝者・長楽寺(兵庫県)安達瑞樹住職による、2021年大会告知コメント

>>>次頁に2021年大会情報

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監修:全国寺社観光協会

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