1400年の祈りと信仰の美術、奈良・斑鳩から札幌へ
令和3年(2021)に行われた聖徳太子1400年御遠忌を記念し、このたび「国宝・法隆寺展」を開催いたします。
聖徳太子は推古天皇を補佐して遣隋使派遣、憲法十七条の制定など様々なまつりごとを行い、その多くが日本初とされています。また、太子は仏教の信仰に篤く、法隆寺や四天王寺などを建立し、仏法興隆の道をひらきました。なかでも法隆寺は、世界最古の木造建造物群である現在の西院伽藍をはじめ、7世紀の美術を今日に数多く伝えており、その価値は我が国第一号の世界文化遺産として、世界に広く認められています。
太子の住まいである斑鳩宮に隣接して建立された法隆寺は、古来より人々の信仰を集め、1400年以上にわたり法灯を守り続けてきた太子信仰の寺です。法隆寺には太子の姿を表した像や絵画、太子が愛用したとされる宝物が伝えられ、まさに太子の遺徳を偲び、太子に祈る寺であると言えます。
本展では、法隆寺、中宮寺および太子ゆかりの斑鳩の諸寺に伝わる多数の国宝・重要文化財を含む前後期計約40件の宝物を紹介します。それらの魅力を存分に味わうことのできる、またとない機会となるでしょう。(北海道立近代美術館HPより)
会期 | 2022年9月3日(土)〜10月30日(日) |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
料金 | 一般:1,800円、高大生:1,000円、中学生700円 小学生以下(要保護者同伴)無料 |
休館日 | 月曜日(9/19、10/10を除く)、9/20(火)、10/11(火) |
公式HP | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb/ |
会場 | 北海道立近代美術館 |