予告【国宝51件!四大絵巻集結】東博「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」(10/11〜12/3)源氏物語絵巻・信貴山縁起絵巻・伴大納言絵巻・鳥獣戯画・一遍聖絵・三大装飾経・神護寺三像ほか

開催趣旨公式サイトより]

平安時代前期に成立したやまと絵は、以後さまざまな変化を遂げながら連綿と描き継がれてきました。

優美、繊細といったイメージで語られることの多いやまと絵ですが、それぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込み、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもありました。伝統の継承、そして革新。常に新たな創造を志向する美的な営みこそが、やまと絵の本質と言うことができるでしょう。

本展は千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選し、ご紹介するものです。これら「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な作品の数々により、やまと絵の壮大、かつ華麗な歴史を総覧し、振り返ります。

やまと絵とは公式サイトより]

やまと絵の概念は時代によって変化します。平安時代から鎌倉時代頃にかけては、中国的な主題を描く唐絵(からえ)に対し、日本の風景や人物を描く作品をやまと絵と呼んでいました。それ以降は、水墨画など中国の新しい様式による絵画を漢画(かんが)と呼ぶのに対し、前代までの伝統的なスタイルに基づく作品をやまと絵と呼びました。

中国に由来する唐絵や漢画といった外来美術の理念や技法との交渉を繰り返しながら、独自の発展を遂げてきたのがやまと絵です。四季の移ろい、月ごとの行事、花鳥・山水やさまざまな物語など、あらゆるテーマが描かれてきました。

みどころ公式サイトより]

1. これぞ日本美術の王道!
 教科書で見た「あの」作品が目白押し
 教科書や美術全集などでおなじみの作品が一堂に集結。総件数約240件の7割超が国宝、重要文化財。
2. やまと絵の真髄を多様なジャンルの作品から探る
 絵画のみならず、書跡や工芸作品など、やまと絵の美意識を支えた同時代の作品も数多く出品。
3. 展示期間ごとに変わる名品の数々
 四大絵巻、神護寺三像、三大装飾経など、超豪華作品が入れ替わりでお目見え。

展示構成公式サイトより]

序章:伝統と革新―やまと絵の変遷―
1章:やまと絵の成立―平安時代―
2章:やまと絵の新様―鎌倉時代―
3章:やまと絵の成熟―南北朝・室町時代―
4章:宮廷絵所の系譜
終章:やまと絵と四季―受け継がれる王朝の美―

東京国立博物館「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」

会期
2023年10月11日(水)〜12月3日(日)
※展示入替あり
開館時間
9:30~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※時期により変動あり
会場
東京国立博物館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト

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監修:全国寺社観光協会

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