熊本地震を乗り越えて!雄大な阿蘇山の大パノラマ&精進パンがお出迎え!ビーガン対応の宿坊「了廣寺」(熊本県南阿蘇村)

 阿蘇山の大パノラマを望む熊本・了廣寺(りょうこうじ)の宿坊オープンは、2018年(平成30)5月のこと。実はその2年前には開業を予定していたが、2016年(平成28)4月14日に発生した熊本地震により、17世紀に遡る本堂と、宿泊棟として予定していた庫裡が大きなダメージを受け、計画がいったん頓挫してしまった。
 そうした苦難を乗り越えてようやくスタートを切ることができた待望の宿坊は、阿蘇の大自然と湧き出る名水、清々しい空気と美味しい野菜を堪能することができる、ここにしかない、ここでしか体験できない、魅力的な宿坊となった。

自然と共に。

了廣寺宿坊の魅力は何かと問われれば、まず真っ先に「雄大な阿蘇山の大パノラマ」を挙げることができる。「山懐(やまふところ)に抱かれる」という日本語の表現があるが、まさに阿蘇山の山懐にやさしく抱かれる、安らいだ心地をたちまち味わうことができる。

豊かな水が湧き出る九州屈指の湧水群もすぐそばにある。遠方から水源めぐりにやってくる人たちも多い。阿蘇の大地が育む自然の恵みがそこかしこにある(実は、宿坊の水道の蛇口をひねると出てくる清らかな水も、同じ水系と聞いた)。

絶景ドライブを堪能しながらクルマで訪れるのも最高だが、南阿蘇鉄道のトロッコに揺られて向かうのも一興だ。阿蘇白川駅から徒歩15分。この地にあっては、大パノラマの中を歩くことそのこと自体が最高の贅沢とさえ言える。宿に着いてからも、何することなく窓辺から景色を眺めている自分に気付くだろう。

地元商工会の理事も務め、地域の活性化にも尽力する小林智征(こばやし・ともゆき)住職と坊守の光里(あかり)さん。二人三脚で寺と宿坊を切り盛りする

寺院から徒歩数分の所には、地元の人たちが「阿蘇で一番おいしい水」と言う竹崎水源が。毎分120トンもの水量で湧き、ほのかな甘さがある

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