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世界的建築家・隈研吾デザイン、日本最大級のポップカルチャー発信拠点となることが期待されている「ところざわサクラタウン」(埼玉県所沢市)
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ところざわサクラタウンの中心的施設となっている巨岩のような不思議な建築物が、角川武蔵野ミュージアム(松岡正剛館長)。高さ約8メートルの巨大な本棚をぐるりと巡らせた新名所「本棚劇場」には、約3万冊の蔵書が陳列されている。館内には「想像する。連想する。空想する。」仕掛けが随所に Ⓒ角川武蔵野ミュージアム
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本の息づかいや賑わいが感じられる〝街〟のような図書空間「エディットタウン ブックストリート」。松岡正剛館長の監修により、世界を読み解くための9つの文脈に沿って、約2万5000冊が配架されている [photo 寺社Now編集部]
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エディットタウンには随所に椅子があり、ゆったりと時間を過ごすことができる。寺社Now的に気になる仏教と神道関係本は、「日本の正体」と題するコーナーに!
COOL JAPAN FOREST 構想
まるで大地から巨岩が隆起しているかのような、圧倒的な存在感を放つ角川武蔵野ミュージアム。ICOM(国際博物館会議)京都大会2019で基調講演を行った世界的な建築家・隈研吾(くま・けんご)氏のデザインと聞けば納得だ。
図書館と美術館、博物館が融合した最先端の文化融合施設として、2020年(令和2)11月、ところざわサクラタウン内にグランドオープンした。埼玉県所沢市と大手出版社KADOKAWAによる共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の中核施設と位置付けられ、日本のカルチャーを世界に発信する拠点となることが期待されている。
「ところざわサクラタウン」は、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として、イベントスペース、ホテル、ショップ、レストラン、ミュージアムなどを展開するほか、KADOKAWAの新オフィスや書籍製造・物流工場も備える複合施設だ。
その敷地内に、コンテンツの神様を祀る新たなる聖地、武蔵野令和神社(むさしの れいわ じんじゃ)が建立された。正式名称は、武蔵野坐令和神社(むさしの にます うるわしき やまとの みやしろ)。命名は、年号「令和」の名付け親とも言われている国文学者・中西進氏である。
武蔵野坐令和神社(以下、武蔵野令和神社)は、ところざわサクラタウンで行われる事業の安全・繁栄を願い、 各事業を有機的に結合させる役割を持ちながら、 施設内において①<祈りの場>②<憩いの場>③<賑わいの場>としての機能を果たすらしい。
寺社Nowは現地を訪れ、新たに誕生した聖地が発信しようとしているメッセージの解読を試みた。
動画「松岡正剛によるエディットタウンと本棚劇場語り」
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「本棚劇場」の棚の書籍が突如として、プロジェクションマッピングで炎に包まれ…
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そして書棚には滝が流れ…見る者の想像の翼を広げてくれる
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隈研吾デザイン監修の巨大でハードな石の建築の中は、地上1階から5階まで、やわらかいソフトなコンテンツの宝箱! 図書館×美術館×博物館×カフェやレストランまであって、まるまる一日過ごせる複合文化施設になっている。敷地内にはほかにアニメホテルや地ビール醸造所もある