聖徳太子ゆかりの寺院 最大の行事 鶴林寺 聖徳太子会式(通称「お太子さん」)

~法要後には珍しい「火渡り」も体験できます~

加古川市のプレスリリース

兵庫県加古川市は、大阪や神戸への交通アクセスがよく、ベッドタウンとしても発展してきました。一方で数多くの古墳や古刹が残されており、聖徳太子ゆかりの地として、歴史深いまちとしても知られています。
なかでも589年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われる『鶴林寺(かくりんじ)』には、平安・室町時代の国宝・重要文化財の建築物や仏像、工芸品が数多く残されています。
深い歴史を誇る鶴林寺の最大行事である、『聖徳太子会式(通称「お太子さん」)』が、聖徳太子の御命日法要(中日)を中心とした3日間にわたり開催されます。3月19日は春彼岸法要、20日は聖徳太子報恩法要があり、21日は大般若経転読法要の後、14時から大護摩が焚かれ、火渡りに参加できます。

▪鶴林寺(かくりんじ)

589年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われています。釈迦三尊と四天王をまつり、「四天王寺聖霊院」と称されたのがこの寺のはじまりといわれ、「播磨の法隆寺」とも呼ばれています。邪念を振り落とし、新たな自分に生まれ変わる『ふりきる門』など、新しいパワースポットも人気を集める、加古川市が世界に誇る名所です。

▪太子会式(たいしえしき)


聖徳太子の御命日法要(中日)を中心とした3日間に、春彼岸法要(初日)・大般若転読法要(結願日)・採灯護摩供(結願日)を併せて行う鶴林寺最大の行事です。

春彼岸会(はるひがんえ)では先祖供養を、大般若転読法要(だいはんにゃてんどくほうよう)では、大般若経六百巻を独特の作法で読みあげる祈願法要を行い、採灯護摩供(さいとうごまく)では付近の行者衆が一堂に会して世界平和と人々の心願成就を祈ります。終りには火渡りに参加できます。また、境内には屋台が多く出て賑わい、京都報音舎による仏教書籍や墨蹟などの展示販売も旧宝物館にて行います。

【火渡りの様子】


【太子会式のお知らせ】
■開催日時 : 3月19日(日)14:00~春彼岸法要
3月20日(月)14:00~聖徳太子報恩法要
3月21日(火・祝)11:00~大般若経転読法要  14:00~採灯大護摩供
■開催場所 : 鶴林寺
初日、中日の法要はいずれも本堂から始まり、春彼岸会は常行堂に、聖徳太子報恩法要は太子堂に場所を移して営まれる。結願日の大般若経転読法要は本堂にて、採灯大護摩供は行者堂前の広場で行う。
■入山料金 : 3日間は入山無料。
※宝物館は通常料金(500円)。期間中、秘仏である植髪(うえがみ)太子像が公開されます。

【鶴林寺へのアクセス】
所在地:兵庫県加古川市加古川町北在家424
お電話:079-454-7053
〈公共機関でのアクセス〉
・JR「加古川駅」よりバス8分、徒歩15分 ・山陽電鉄「尾上の松」より徒歩15分
〈お車でのアクセス〉
加古川バイパス 加古川ランプから10分、山陽自動車道 三木小野インターから30分

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監修:全国寺社観光協会

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